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東京大学附属図書館に「アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門」が設置されました。(新図書館計画「アカデミック・コモンズ」)

2014年4月、公益財団法人上廣倫理財団様のご寄附により、東京大学附属図書館に「アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門」(英文名:Uehiro Project for the Asian Research Library(U-PARL)) が設置されました。設置期間は平成30年度までの5年間です。この寄付研究部門は、急速にデジタル化が進むアジア各国およびアジア研究分野での資料・書誌情報を掌握し、東京大学にふさわしいコレクション形成の戦略を提言するとともに、実際の資料収集とその整理という業務を通じて、サブジェクト・ライブラリアンを養成することによって、アジア研究図書館の利用者に対するサービスの向上を促進することを目指しています。

この度の設置を記念して、4月22日に上廣倫理財団様のホールにて発足祝賀会が執り行われました。主催をいただいた上廣倫理財団様からは、丸山登事務局長、司会を務められた小原伸一業務部長を始めとする関係者が、また東大からは古田元夫図書館長、木村英樹寄付研究部門長(人文社会系・教授)、新たに寄付研究部門に採用された冨澤かな特任准教授、永澤済特任助教、6名の特任研究員とスタッフ、そして山路一隆渉外本部長らが出席いたしました。

今回の寄付研究部門設置により、これまで研究組織を持たなかった附属図書館が、専任教員と研究員を擁する組織となります。古田館長は式典の挨拶の中で、この度の設置には3つの意義 ①東京大学附属図書館が初めて研究者を擁する組織になることで存在意義を高める ②サブジェクト・ライブラリアン育成を推進する ③コレクション形成の資金を持つことによりアジア研究分野での充実したコレクションを持つ図書館となりうる と説明し、そのご支援に対して上廣倫理財団様へ改めて感謝の意を表しました。総合図書館は、現在、教育研究の新たな拠点を目指した東京大学新図書館計画「アカデミック・コモンズ」を推進していますが、その中において、この寄付研究部門は21世紀にふさわしい図書館の先導者として期待されます。

上廣倫理財団の上廣哲治理事長の代理として祝辞を述べられた丸山事務局長は、寄付研究部門へのご支援の思い、期待について言及されました。特に、ご自身が58歳の時に日本大学法学大学院で「公益法人が国立大学に対して行う寄附に関する法的課題」をテーマに学ばれた時に、元一橋大学法学部長の秌場準一先生から電子情報を切り貼りした論文について「国際法の電子論文では編集加工されているものもあるので、法学図書館の地下にある原本にあたり書き写してきなさい」と指導されたご体験などを挙げられ、ご自身の図書館への思いについてお話頂きました。また、そうした経験から、研究者でもあり文献にも詳しい指導者の重要性について考えるようになったとのことで、「建物に命を吹き込むのは研究者である」と大学図書館における専門家の育成の重要性を強調されました。

式典後の懇談会では、上廣倫理財団の関係皆様と寄付部門の教職員で和気藹々と懇談をいたしました。東大関係者は皆、新たなアジア図書館の拠点を作る重責をひしと感じ、それぞれに思いを新たにいたしました。

公益財団法人上廣倫理財団様の多大なるご支援に感謝申し上げます。


集合写真  丸山登事務局長
集合写真                           丸山登事務局長

古田元夫図書館長  木村英樹寄付研究部門長
古田元夫図書館長                     木村英樹寄付研究部門長

引き続きご支援をお願いします(新図書館計画「アカデミック・コモンズ」)

※肩書きはすべて発足祝賀会当時のものです。

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